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五輪連載企画「熱戦の書」第1回「光」

東京オリンピック期間中さまざまな競技を観戦しながら浮かんだ言葉を書にし

五輪連載企画「熱戦の書」としてその思いを綴らせていただきました。

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第1回「」光

2020年、新型コロナウイルスという暗黒の矢が放たれた。その時から世界の全てが変わってしまった。私たちは触れ合えなくなった、喜びや悲しみを、そして感動を共にできなくなった。

私たちは闘ってきた、そして今も闘っている。

あの時、私は「希望」という文字を書いた。絶望の時にこそ、希望が生まれると信じて。暗闇の中でも一筋の光があると信じて。今もその気持ちは変わらない。

この平和の祭典は本当に人々に望まれたものなのか? 私自身も問い続けてきた。悩んだ時期もあった。

だけどこの瞬間を待ち望んだ人の希望のためにもう一度書こうと思う。

アスリートの皆さん。

あなたたちは暗闇の中の一筋の光。失った感情の数々を、みずみずしい感動の気持ちを私たちに与えてくれるはずだ。その光を17日間、思いっきり放ってほしい。

私はその光を精いっぱい応援したい。

 

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協力:共同通信

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