真言は真実の言葉。
私たちは生まれてから様々な経験をし大人になっていく。
見栄やプライド、名誉や常識、より豊かになりたいという欲望は
私たちの真実の言葉を
掻き消すかのように記憶の彼方へと追いやる。
まるで欲望という名の彩りにより真言が消されていくように。
しかしその欲望がなければ
私たちの生活が便利になることや
子孫が繁栄することも
幸せで豊かな最低限度の生活をすることは
叶わなかったはずだ。
欲望とは美しもあり愚かである。
だが私は思う。
私たち人間はあまりにも多くのことを望みすぎた。
地球の大切な資源である様々な生物を絶滅させてしまったこと。
あまりに多くの廃棄物でこの星を汚染してしまったこと。
人類は正しい一歩を踏み出さなければならない時が来たのだ。
欲望。その彩りは美しい。
しかし私は行き過ぎた欲望を拭い、削り、
真言を呼び覚ます。
私たちは気づいているはずだ。
真実の言葉は自身の内なる声であるということを。